生後3ヶ月を過ぎるあたりから、風邪のような症状で受診する赤ちゃんがいます。それまでは、お母さんの初乳の免疫の力で守られていたのが、その効果が切れてくる頃なんですね。 さて、そこで初めてのお母さんが困るのは薬をのませること。不安そうな目で、出来上がった薬を見つめているお母さん。その腕の中で涙をためている赤ん坊・・・
 お家に帰って赤ん坊とふたりっきり。「薬を飲ませないと肺炎かなんかになってしまうかもしれない。そんなことになったら全部私のせいだ。入院なんかになってしまったらどうしよう!!お願いだからとにかく飲んでえ~」と、悩みはどんどん深みにはまっていくかもしれません。最近は、おばあちゃんが一緒の家庭が少なくて、若いお母さんは本やネットで調べながらの子育てだもの、悩むよねえ。
今日は、赤ん坊に薬の飲ませる時の“困った”についてお話しましょう。

●スポイトで、水に溶かした粉薬を口に入れても、だあ~っと出してしまう。
 赤ちゃんは吸うことしかできません。薬もいつもミルクをのむ速さでのみますから、それにあわせて入れてあげましょう。早くのませないと、と焦るからいっきに薬を口に入れてしまって、赤ん坊の方は飲み込めないので口から溢れる、というわけです。

●少量の水で団子にして上あごに塗るように言われたが、水がたくさん入ってしまってしゃばしゃばになってしまった。元に戻せないから捨てる?
 少量の水と言われてもこれがなかなか難しい。粉が思ったよりすぐに溶けてしまって、団子を通り越してしまうこともしばしば。手引書なんかにはよく書いてあるけど、1日3回これをやるのはかなり器用な人でないとね・・
 しゃばしゃばになってしまったら、もう少し水を足してスポイト方式に切り替えましょう。

●以前は何でものんでくれたのに、最近嫌がる。
 赤ちゃんは、だいたい生後6ヶ月程度までは実はあまり味がわからず、お母さんの匂いを求めて本能でミルクをのんでいます。この時期は、漢方薬を平気でのむ子もいます。でもこれを過ぎるとだんだん味がわかってくるので、苦い、酸っぱいなどを嫌がることがあります。時に甘いのが嫌な子もいます。 酸味のあるものと混ぜると、とても苦くなる薬があることは有名ですが、これをやってしまうとトラウマになって、その後どんな薬も受けつけなくなることもあります。そうなると薬のたびに修羅場ですから、くれぐれもご注意を。

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