政府が、全国56000軒の薬局を全て“かかりつけ薬局”に変えると宣言しました。それに伴い、淘汰される薬局があっても仕方ないことだ、とのことです。医療機関のまわりの景色を変える、とも言っています。
 
 A医院を受診しました→A薬局で薬をもらいました。
 B医院を受診しました→B薬局で薬をもらいました。
 C病院を受診しました→C薬局で薬をもらいました。
という、現在のシステムを
 A医院を受診しました→家の近所のD薬局で薬をもらいました。
 B医院を受診しました→家の近所のD薬局で薬をもらいました。
 C病院を受診しました→家の近所のD薬局で薬をもらいました。
に、変えるという意味だそうで、このD薬局のことを、私のかかりつけ薬局 と呼びましょう、ということらしいです。

 何をいまさら!!!
話の始まりが間違っています!!

 そもそも医薬分業で、薬を医院の受付ではなく薬局でもらうようになった、そのはじめから、どこの医療機関にかかっても 私の薬局=D薬局で薬をもらわなければいけなかったのです。それを、いろんなチェーン薬局さんたちが、医院の前にべったりくっついてそれぞれの薬局を作り、在庫は前の先生の使うものだけしか置かず、他の医療機関の処方せんを持っていこうものなら、「その処方せんはその医院の前の○○薬局へ~」と断ってしまったりして、(これは、在庫を増やしたくないからです!!)そこへもってきて儲けるためにこんなことをやってしまう薬局の方が数では圧倒的に多いもんだから、“現在のシステムは”などという不思議な常識が出来上がったのです。こんな世の中にしてしまった数多くのチェーン薬局さんの罪は非常に重いと思います!!

 いや、しかし、待てよ?
薬剤師会が何十年間も“どこの医療機関を受診しても薬は同じ薬局へどうぞ”と叫び続けたのに、世間ではやっぱりみんなべったり薬局の方に行っていたのが、政府がこれを“制度”と呼び“導入”するとなると、いっきに風向きが変わるんですよね。これからは、薬局はひとつに決めなきゃいけないんだ、とみんなが思い始めるなら、そもそも論として間違っていても、結果オーライでいいのかもしれない。そのときにこれまで何十年と頑張ってきた成果が出ればそれでいいのじゃないだろうか?
 それにこんな話に展開してきたのも、もしや福太郎さんのおかげかもしれない。この福太郎さん事件の発端は、福太郎を辞めた一人の薬剤師が何かの腹いせに内部告発したことがきっかけらしく、この薬剤師さんもここまで話が大きくなるとは思わなかっただろうに、とうとう“制度の導入”にまで発展しましたよ。
 どこのどなたか存じませんが、勇気ある内部告発をした君、いやあ、ありがとね!

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