在宅にとても力を入れている薬剤師さん、全国にたくさんいらっしゃいます。最近はテレビでもよく紹介されていますね。また、国が制度として導入しようとしている“かかりつけ薬局”というのは、在宅業務をしていることが条件であるかのようにも言われています。
 たしかに在宅医療の現場では、医師も看護師もヘルパー、ケアマネージャーも、その他在宅の患者さんに関わる医療関係者達がたくさんいて、みなさん24時間の対応、いつでも患者さんの元に駆けつけ本当に素晴らしいお仕事をされていますが、さて、薬剤師さんって?何してるの?先日のテレビでは、薬の効果を確認するためにって、血圧を測る練習をしていましたよ。でも、それ薬剤師でないとできないこと?? ああ、そう言えばダンボールに一杯の飲み残しの薬を抱えて薬局に帰ってきてたなあ。ま、患者さんの部屋はきれいになるわね。
 生活環境をみて、薬の飲み残しをみて、じゃ1回分をまとめてパックしましょうか?とか? 薬の作用を詳しく説明して“アドヒアランス”とかいうのを向上させたり?
 う~ん、なんかインパクトが弱いと思うのですよ、私は。それって、別に在宅じゃなくてもやってることだし、足とかが悪くなって薬局まで薬を取りに来られないから、いつも店でやってることをお家まで出かけていってやってる、というだけなんじゃないのかなあ?お家に行くからわかることがあるって反論されそうだけど、店で対応していても想像力を働かせれば十分にできるんじゃないかなあ。他の医療関係者さん達の、在宅の在宅のための医療行為とは何だかやっぱり違うような気がずっとしているのですよ。
 つまり、医師や看護師など薬剤師以外の医療関係者さんは、病院に入院しているときに行う医療をお家で、というスタンス。薬剤師は入院している時でも結局薬の説明やら、調剤方法を少し工夫したりすることしかできない職種なんじゃないかなあ。もちろん医師と相談して処方決定に参加したりもしてるけど、でもそれ通院の患者さんにもできること。薬剤師は、入院患者さんにも通院患者さんにも同じ仕事をする職種なんだと思うのです。だから、在宅業務だからといってなにも特別なことはできないんですよ。ずっと長年薬を作ってきた患者さんが在宅になれば、そりゃお家まで薬を持って馳せ参じますよ。でもそれは、ずっと薬を作ってきた延長上にある仕事で、“在宅業務”と声高にいうのは少し恥ずかしい。
 なのに、どうして、在宅をやってるかどうかを薬局の価値に結びつけようとするんだろうなあ、国は・・・・・

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