調剤とは? 薬剤師の仕事とは? で、まだまだ喧々諤々揉めているようです。某薬剤師会さんが「薬を取りそろえる作業はすべて薬剤師だけに許されるのだ!」と宣言され、会員の薬局に通達を出しましたが、「数を数えるだけの作業は誰がやってもいいでしょう?」という意見も根強く、さてこれ、どこに落ち着くことやら・・・
 でもね、世の中を見てみましょうよ。たとえばコンビニに並んでいる商品のほとんど全てが大きな工場でオートメーションで作られているでしょう? テレビの番組でもやってます。何を作っているのでしょう?というクイズ、よくありますよね。あるデータに対して必ず答えが一つだというものは機械やコンピューターが最も得意とするところです。
 ならば処方箋通りに薬を取りそろえる作業なんて、まさに機械が受け持つことができるわけで、調剤機器のメーカーだって当然せっせと開発するわけです。実際にほとんどの調剤業務は現在すべて自動で行うことが可能なんですよ。私だって、広~い店舗と有り余るお金があればこれらの機械を全部導入したいもの。事務員さんが入力したデータに基づいて機械がカチャカチャと動き薬がスーっとできてくるんですよ。薬剤師のすることは、この処方箋の内容が妥当か、この患者さんが今のんでいる薬との相互作用はないか? これまでに経験した副作用から考えて危ないと思われる薬はないか? 分量は適当か? などなど、機械的にはチェックできない、薬剤師の専門性をもってしないとわからないような事柄を検討することと、機械が誤作動をしていないかをチェックするために、出来上がった薬を監査すること、そして最も大切なのは患者さん個々に応じた説明やアドバイスをすること。薬剤師としてこれで十分に誇りを持てる仕事だと私は思うのですがね。誰がやっても同じ結果になるものは、機械にやってもらえるものならどんどんお願いしたいと思います。人間の薬剤師にしかできない仕事に専念できるならこんないいことないでしょう。
 たとえば患者さんの薬局での滞在時間が10分とするなら、調剤はほとんど機械に任せて監査にだけ2分間奥に入る、8分間患者さんとじっくり話す薬剤師と、調剤と監査のために8分間奥にこもり、2分間だけ患者さんと話す薬剤師、どっちが患者さんのためにいいのかなあ。それでも某薬剤師会の偉い方々は、薬をせっせと取りそろえる作業に薬剤師が時間を費やすことに意味があると言うのでしょうか。完全機械化を否定するの??
 いや、きっとこの方々は完全機械化という最先端の調剤を知らないのだわ!そうだわ、知らないのだわ!
 ああ、悲しきは“井の中の蛙”
 他人のふり見て我ふり直そう、クワバラクワバラ・・・・

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