この業界、最近いろんな噂が飛んでいる。
 薬を取り揃える作業は全て事務員がやっている薬局、土曜日は薬剤師不在で薬の説明まで素人の事務員が薬剤師のような顔でやっている薬局。
 なぜこんなことになったかというと、薬剤師不足による時給の高騰、高い時給を払っても薬剤師免許を確保しようとすると十分な人数を配置することはできない、でもその人数では処方せんを捌けない、なら時給の安い事務員にやらせよう、勢いカタカナが読めて九九ができりゃ誰でもできる。薬剤師の方も、どんどん時給相場が上がるもんだから、少しでも時給の高い薬局を見つけると転職に次ぐ転職、そしてまた薬剤師不足になるから時給が上がる、という悪循環。週休2日を条件にされたら土曜日は薬剤師がいなくなってしまう。
 また、門前の医院の処方せんだけだと点数が下がるもんだから、他の薬局が訪問していたグループホームの調剤を横取りする薬局。
 まるで、ヤカラ商売・・・・。迷惑なのは患者さん。わけもわからず薬を持ってくる薬局が変わる、薬剤師が変わる。

 さらに、一部上場の大企業調剤薬局は多角経営に乗り出し、調剤薬局の他に医薬品メーカー、介護施設、薬剤師専門の人材紹介などなど、純粋に企業として利益追求に邁進。上場していれば株主に利益還元しなければならないから、利益追求するのは当然だけど、その利益のネタに患者を使うのはどうもしっくりこない。つまり医療業なのに企業として上場すること自体に違和感がある。でも、法律上、薬局は医療法人ではなく一般法人。だから事業税も払っている。病院・医院は医療法人という特殊法人なので薬局とは税制上も全く違う扱いになる代わりに、上場して資本を広く募集し大きくなることはできない。ならば、薬局は何なんだ? 少なくとも、薬剤師は医療職なのに、業として医療とは認められていない。そこに大きな矛盾があり、このようないびつな業態になってしまったのではないだろうか。一度、リセットすべきではないか。
 こんな状態でいくら偉い方々が話し合いをしたって、埓があかないように思うけど・・・

One thought on “いびつな業態=薬局

  • 2015年9月27日 at 8:16 AM
    Permalink

    今、処方薬局が病院から遠い場所にあったりしています。高齢者はそこまで行くのが
    辛いと思います。でも病院は薬を出さない傾向があり薬は処方薬局任せにして薬剤師の仕事量が増えているように思います。

    Reply

中曽道彦 にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>