さて、先週の話で薬局にふたつのタイプがあること、おわかり頂けましたね?
 面のタイプが断然いいということは明らかですが、実は、日本のどこにでもこんな理想の薬局があるかと言えば、そうでもないところが悩ましいところなのです。
 ならば、薬局の何が絶対に譲れない条件なのか。それが分かれば、100点とは言わないまでも、ベターな薬局を見つけられるはずですよね。

1、絶対に自宅エリアにあること
 これは、絶対条件です。「医者にかかるのは風邪くらいで、基本、元気さ!」と言われる皆さんでも、プールで目が赤くなれば眼科にかかるし、スポーツしていて怪我をすれば外科か整形外科にかかります。複数の医者にはかからないという方が不思議、という前提で言えば、どこの医者にかかっても同じ薬局にかかるという条件をクリアするには、自宅エリアにある薬局というのが絶対条件になるのです。

2、医院の前にあっても、その医院以外の処方箋をにっこり笑って受け付けてくれること
 自宅エリアの薬局が、たまたま××医院の前にあってもかまいません。
 問題は、その××医院の処方箋しか受け付けないのか、それとも他の医院や病院の処方箋もどんどん受け付けているのか、ということです。
 ためしに、電話で「○○医院の処方箋ですが、受け付けて貰えますか?」(○○医院はそこから遠い方がいい)と問合わせてみましょう。電話に出た受付事務の人が、間髪入れず「はい、どうぞ」とにこやかに応対してくれたら、第一関門突破です。もし、「処方の内容を教えて下さい。」とか「薬剤師に代わります」とか言ったら少し??が付きます。

3、実際に調剤してもらったときの条件 在庫がなかった時の対応
 1、2をクリアした薬局に、実際に処方箋を持って行った時の条件として、まずはもし、薬の在庫がなかった場合の対応に注目です。「この薬は○○医院さんの前の○○薬局さんにあるので、そちらに行って下さい」などと言ったら、完全アウト!「取り寄せますが、数日かかります。入荷したら連絡しますので、また取りに来て下さい」これもやっぱりアウト!
 正解は、在庫のない薬が今すぐ必要なものかどうかを薬剤師的に判断し、すぐに必要なものなら医師に連絡をとり、処方変更を依頼する。ずっとのんでいる薬なら手持ちがあるかどうかを患者さんに聞いて、緊急取り寄せを段取りし、入荷したら自宅に届けると申し出る。緊急で段取りした場合、かなり特殊な薬でない限り遅くても翌日朝、うまくいけば当日にも入荷します。近隣の薬局さんまで行って分けてもらう、という方法ならもっと早く入手できるかもしれません。
 と、このようなことを瞬時にテキパキやってくれたら、大正解の薬局です。

4、実際に調剤してもらった時の条件 薬の説明
 ここまでクリアしても、まだ足りません。それは薬剤師の力量。
 まず、薬の飲み方、「1日3回毎食後にひとつずつのんで下さい」しか言わない薬剤師はアウト! また、いきなり「今日はどんな症状でかかられましたか?」と医者でさんざん話したことをまた言わせる薬剤師もアウト! あげくに、医者で話したのと同じことを一から言わせたあと、「その症状に効く薬が出ています」と言うに至っては、何をか言わんや、時間の無駄というもの。
「○○を××する薬が出ていますが、△△されましたか?」とある程度、処方から症状や病気を推察した上で説明をしてくれる薬剤師なら、OK!
 さらに、患者さんの質問に、専門用語を使わず答えてくれる薬剤師なら、なおOK!
 専門用語を並べてとうとうと説明する薬剤師はこれも時間の無駄、アウト!

 とざっと、いい薬局の条件を並べてみました。
 皆さんが、本当に役に立つ自分の薬局を見つけられますように。合掌

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